8月21日午前4時ごろ、ホーチミン市ビンタン区タンタオ工業団地のA4番地に居住するPou Yuen Viet Nam有限会社の建屋で大規模な火災が発生した。21日付ベトナムプラス等が報じた。
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A4番地にある工場で働いていた工員によると、突然大きな爆発音がし、工場長の指示に従って外に避難したところ、隣の建屋から黒煙がもうもうと上がっていたという。その後、煙はA4番地の広範囲に広がっていった。
間もなくして駆けつけた消防隊により、消火活動が開始されたが、火災現場には引火しやすい物が多数置かれていたため、消火作業は難航した。火災発生から3時間後の午前7時になっても、建屋の4階と5階部分は依然として火が収まる気配を見せず、ついには隣のA5番地にまで火が燃え移るという大規模な火災となった。
同社で火災が発生したのは今年に入ってこれが3度目。同社は100%外資出資によるスポーツシューズの生産・輸出会社で、8万人以上の工員を抱えており、火災発生時も多くの工員が働いていた。
なお、火災は発生から5時間以上経った9時ごろ鎮火が確認された。この火災による怪我人・死傷者はいなかった。