国産を騙った中国産農産物がベトナム国内の多くの市場で流通している。中国産農産物の密輸入は大きな利益を生むため、日増しに増加しているようだ。タインニエン紙(電子版)等が報じた。
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紅河デルタ地方バクニン省ボークオン町にあるホアディン市場は、中国から輸入された農産物を取り扱う北部最大の物流中継地点の一つとされている。中国産農産物はここから卸売市場や小売市場へ輸送される。
中国から輸入された農産物は、物流中継地点や卸売市場にある時点では中国産のマークが付けられたままになっているが、小売市場に輸送された後は国産品マークに付け替えられることが多い。
価格が安く、色も鮮やかな中国産農産物との競争で、国内産農産物は苦戦しており、国内農業に悪影響を及ぼしていると懸念されている。
ある専門家は「現在最も大きな問題となっているのは多くの中国産農産物が国内に非公式ルートで輸入されていることであり、国内産農産物の保護対策を講じることが急務となっている」と指摘した。