ハノイ市を流れるホン川(紅河)沿いの堤防は、ギネスにも認定された美しい陶器モザイク壁画で飾られ、道行く人々の目を楽しませている。しかし、この美しい景色のあちこちで排泄行為が日常的に行われており、大きな問題となっている。ラオドン紙(電子版)が報じた。
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ホン川堤防の陶器モザイク壁画は、国内外の多くの人々の手により数年かけて完成したものだが、その壁画の上に平然と用を足す人たちがいるため、しみができている箇所もある。また、有名な観光スポットであるホアンキエム湖周辺でも、店の売り子やバイクタクシーの運転手などが木の根元や壁に向かって用を足している姿がしばしば見られる。
ハノイ市はここ数年、公衆トイレの設置数を増やしているが、道端で用を足す人は後を絶たない。公衆トイレを使用するには2000ドン(約9.5円)を払う必要があるからだ。公衆衛生に対する市民の意識を高め、こうした悪癖をなくすためには、屋外での排泄行為に対する罰則を厳しくする必要があるだろう。