ベトナムで新しいボードゲーム「指令官将棋(別名:戦争将棋)」が発明された。発明者は軍人で作家のグエン・クイ・ハイ大佐で、2010年にベトナムで著作権が認められた。このほどハノイ市のベトナム軍事歴史博物館に一式が収蔵された。3日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
「司令官将棋」は従来のベトナム将棋(カートン)と同じく円形の駒を使用するが、駒には漢字ではなく戦車、戦艦、戦闘機、ミサイル、高射砲などの武器や、司令官、兵士、女性兵士などを表す絵が描かれている。各駒には動きと優劣が設定されている。
この将棋の特徴は、ボードに陸地、海、川の区別がある事で、現代の戦争に近い形でプレーできる。司令官が敵に取られたら負け。発明者のハイ大佐は、「頭を使いながら楽しめる」と話し、特に若い世代に受け入れられる事を望んでいる。