サラリーマンは旧正月(テト)の賞与をいくらもらえるかが気になるところだが、家政婦(住み込みお手伝い)を雇っている家では、いくらテトボーナスをあげれば満足してもらえるかが関心の的だ。20日付ティエンフォン紙電子版が報じた。
ネット上の女性専用フォーラムではこの話題で盛り上がっているが、給与1か月分相当が妥当、というのが大半の意見だ。ハンドルネームMebeKさんは、乳児の世話を家政婦に任せていて大変助かっているとし、陽暦の正月に1か月分、テトにも1か月分のボーナスを渡すことにしたという。「役所からもらう自分の賞与より高いけれど、これからも気持ちよく子供の世話をしてもらいたいから」とMebeKさん。
ザンさんは、テト前に給与1か月分のボーナスを渡し、故郷までの車を手配したうえテト明けに戻ってきたらもう1か月分のボーナスを渡すと約束した。かなりの気の使いようだが、前の家政婦はテト明けにどう説得しても戻って来なかったからという。経済的にそれほど余裕のないホンさんの家では、貰いものや安めの贈り物を持たせて故郷に返すことにしている。
気に入った家政婦を見つけるのも引き留めておくのも難しくなった御時勢。家政婦にテトボーナスをはずむのは今や当然のことのようだ。