ハノイ市トゥーリエム郡で16日午後、7年生(中学2年生に相当)の女子生徒5人が睡眠薬による集団自殺を図った。5人は幸いにも早期に発見され、病院に入院、4人は同日午後には意識を取り戻し、もう1人は翌日未明に危篤状態を脱した。
回復した4人の話によると、5人は中学校の仲良しグループ。グループの数人が、1学期(9月−1月)に悪い成績を取ってしまい、保護者に叱られたため、人生に嫌気がさした。事件の日、仲良しの5人は誘い合わせて学校をサボり、コーヒーに睡眠薬を溶かして集団自殺を行ったという。発見後、すぐさま病院で胃洗浄が行われたが、中毒症状が重い生徒もおり、睡眠薬以外の薬品を使用した可能性もある。中には、「どうしてこんなことをしてしまったのかわからない。目が覚めたら全て忘れてしまった。」と話す子もいる。
5人が通う中学校の先生は、「5人とも品行に問題はなく、その前日まで普通に学校に通っていたのに。」と驚きの表情を隠せずにいた。この年頃の子供たちは、友達の影響を簡単に受けやすいので、親や先生がしっかりと気を配らなければならない。