- 「交通整備のために操作した」との談
- 今年に入って2回操作、幸い被害なし
- 本人が二度と無断で触らないと約束
ライドシェア・宅配アプリ大手のシンガポール系グラブ(Grab)が展開するバイクタクシーサービス「グラブバイク(GrabBike)」の制服を着用した男性が、交通信号制御機のボックスを開いて勝手に操作している様子を撮影した動画がインターネットに投稿されて話題となっている。
(C)Dan Tri |
動画が撮影されたのは、ホーチミン市直轄トゥードゥック市のボーグエンザップ(Vo Nguyen Giap)通り~ドースアンホップ(Do Xuan Hop)通りの交差点。渦中の人物N・V・Tさん(男性・50歳、トゥードゥック市在住)は、騒動になっていることを知って自ら警察に名乗り出た。
Tさんは事情聴取で、「交差点の交通渋滞が酷かったため、交通整備を行うために良かれと思って機械を操作した」と述べ、今年1月に入ってから2回にわたって交通信号制御機を操作したことを認めた。
Tさんはこの交差点付近で客を待つことが多いため、交通警察が機械の操作をしているところをよく見ており、やり方を覚えていたという。なお、制御機のボックスのロックは外れていたとのこと。
警察は、本人が2度と交通信号制御機に触らないと約束し、今回の行為で具体的な被害が出なかったことなどを考慮して、Tさんに行政処分を科す方針。