ホーチミン市1区および5区の当局は、7月29日夜から30日未明にかけて1区と5区にある複数のレストランの一斉立ち入り検査を実施し、多数の違反を摘発した。
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5区のチャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りにあるレストラン「Dragon-K」では、各部屋でカラオケが行われており、露出度の高い衣装を着た女性ホステスらが同席していた。また、当局はレストラン内で笑気ガス風船に使うガスボンベと水タバコ(シーシャ)の瓶を発見した。
店内にいた70人が警察署に連行され、1人の女性ホステスから薬物検査で陽性反応が出た。さらにこのレストランでは、若干13歳のホステスがいることも確認された。このほか、営業時間の超過や無許可のカラオケ営業、レストランでの性的要素を含む接客、未成年労働者の雇用、原産地不明の商品の取り扱いなど様々な違反を摘発した。
1区のバックパッカー街のトンタットトゥン(Ton That Tung)通りにあるレストラン「Sunlight」でも、店内でカラオケに興じる客と露出度の高い衣装を着た女性ホステスらを発見。営業時間の超過や無許可でのカラオケの営業などの違反も摘発した。
「Sunlight」は、以前は「Dmax」の店名で「大人の遊び場」として有名だったが、これまでに度々摘発されてきた。その後は「Sunlight」に店名を変えて営業を続けていた。
このほか、1区グエンチャイ(Nguyen Trai)通りにあるレストラン「Sunflower」でも、他店と同じくカラオケに興じる客と女性ホステスらを発見。女性ホステスらは店側と労働契約を結んでいないことを明らかにした。
「Sunflower」もまた大人の遊び場として有名で、店内には「女性客お断り」や「撮影禁止」などの張り紙があった。年初から既に6回もの立ち入り検査を受けているにもかかわらず、依然として違反が改善されていない。
1区と5区の当局は引き続き捜査を進めている。