紅河デルタ地方フンイエン省コアイチャウ郡で、濡れたポリマー紙幣3200万VND(約14万4000円)分をヘアドライヤーで乾かしたところくしゃくしゃに縮んでしまい、一部が交換できなくなるという出来事が発生した。
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紙幣を縮ませてしまったのは同郡に住むファム・ディン・ハウさん(男性)。ハウさんによると、13日に大雨が降って家族の現金3200万VND分が濡れてしまったため、ヘアドライヤーで乾かすことにした。ハウさん家族はいつも紙幣が濡れるとドライヤーの「冷風」を使って乾かしており、今回は12歳の弟に作業を任せた。
しかし、弟は加減を知らず、「熱風」で紙幣を乾かした。彼の「熱心な作業」のおかげでわずか10分後に紙幣はくしゃくしゃに縮んでしまった。ハウさんは、郡内の商業銀行で2600万VND(約11万7000円)分を交換することができたが、残る600万VND(約2万7000円)分については、破損が激しいとして交換に応じてもらえていないという。
原則として、焼けたり、破れたりするなど破損した紙幣は、ベトナム国家銀行(中央銀行)支店及び商業銀行で無料で交換できる。ただし、交換にあたっては、紙幣の残存面積や、透明な窓の部分の印字や蛍光インク、偽造防止帯、故ホー・チ・ミン主席の肖像画などの残存状態に関する基準をクリアしなければならない。