南中部フーイエン省人民委員会と公安省はこのほど、9月5日に詐欺と資産横領の疑いで逮捕した中国人詐欺グループに対する処分を発表した。8日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
それによると、中国人59人(うち台湾人31人)に行政処分として罰金12億ドン(約450万円)を科したうえで国外退去処分とし、更に今後5年間ベトナムへの入国を禁じた。なお、通訳・世話役をしていたベトナム人3人は国内の法律に沿って処分を決定する。
この詐欺グループは、米国と韓国のサーバーを経由して、中国にインターネット電話をかけて詐欺を働いていた。更にハッキングで個人情報などを盗み出したうえ、政府職員などになりすまし、現金の搾取や恐喝を繰り返していたという。このグループは、同省滞在中に同様の手口で中国人から50万人民元(約610万)を搾取していたことが、捜査当局の調べにより明らかになっている。