南中部フーイエン省警察と公安省傘下の安全総局は5日、詐欺と資産横領の疑いで、中国人59人(うち台湾人31人)と通訳・世話役をしていたベトナム人3人を潜伏先の同省トゥイホア市内ホテルなど4か所で一斉逮捕した。5日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
捜査当局によると、この中国人らはインターネットなどを通して個人情報を盗み出し、政府職員などになりすまして、現金の搾取や恐喝などを繰り返していた。以前は、ホーチミン市、東南部ビンズオン省、メコンデルタ地方カントー市などを拠点にしていたという。
当局は潜伏先のホテルなどから、犯行に使用されたと見られるノートパソコン18台、固定電話180台、携帯電話14台、その他インターネット用機器多数を押収し、解析を進めている。