三井造船株式会社(MES、東京都中央区)は、東南アジア市場シェアの拡大を目指し、ベトナムに生産拠点を置き、事業拡大を図っていくと発表した。24日付カフェエフが報じた。
MESは1998年にタンロン建設と業務提携し、橋梁建設に使用する鉄骨の製造工場をハノイ市に建設した。計画によると、数億円の追加資金を投じ、今後 2年間で同工場の年産能力を現行の4万tから6万tまで引き上げる。これに伴い、鋼材切断機や溶接機などの設備の一部を更新する予定。
当面はベトナム国内向け部材の製造に注力する方針だが、将来的には他の東南アジア地域における火力発電所等の大規模インフラ案件にも参入していきたい考えだ。