特殊合成ゴムや高機能樹脂製造の日本ゼオン株式会社(東京都千代田区)はこのほど、ベトナムに生産拠点を設立する計画を明らかにした。中国に対する依存度を軽減することで、コストを削減し、リスクを分散させることが狙い。第1弾として、北部ハイフォン市に自社の合成ゴムの運搬に使うコンテナ容器生産工場を建設する。17日付ベトナムプラスが報じた。
計画によると、同工場は、投資総額20~30億円、敷地面積9万4000平方メートル、年産能力は12万台の見込み。2012年4月に建設を着工し、2013年4月に稼働を開始する予定。将来的には現地で医療用器具などの生産も検討するという。