育児世帯が日本製粉ミルク買占め、放射能を危惧

2011/03/23 14:43 JST配信

 東北地方太平洋沖地震の影響による福島第1原子力発電所の事故で、一部の牛乳から暫定基準値を超える放射性物質(放射能)が検出されたという報道を受けて、日本製粉ミルクの放射能汚染の購入や、日本製粉ミルクの輸入一時中止を危惧する育児世帯で、生産・輸入日が事故発生以前の日本製粉ミルクの買占める動きが出ている。17日付ベトナム・エコノミック・フォーラムが報じた。

 直近数日間に亘り、明治乳業や和光堂、森永乳業など日本製の人気粉ミルクブランドに対する需要が通常の3倍に増加しているという。また、この」需要増加により、日本製粉ミルクの販売価格は1缶当たり5000~1万ドン(約19~39円)引き上げられている。

 これについて、保険省の食品安全品質管理局は、現時点で日本製粉ミルクからは放射能は検出されておらず、日本の粉ミルク工場は全てHACCP認証(危害分析重要管理点)を取得しているとして、日本製粉ミルクの安全性を強調している。

[Nguyen Nga, VEF, 18:00 (GMT+7) 17/3/2011, T ]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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