TBSとベトナムテレビ局(VTV)はこのほど、日越外交関係樹立40周年を記念するスペシャルドラマ『パートナー』の制作発表を行った。6月~7月に撮影し、9月に両国で同日放送される。13日付ベトナムプラスが報じた。
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このドラマは、ベトナムの革命家ファン・ボイ・チャウと静岡県の医師浅羽佐喜太郎の史実に基づく物語だ。ファン・ボイ・チャウは10代の頃から反仏独立運動に参加し、1904年に「ベトナム維新会」を結成、日露戦争でロシアに勝利した日本に武器の援助を求めるべく1905年に日本へ渡る。ファン・ボイ・チャウは日本滞在中に知り合った犬養毅らから人材育成の重要さを説かれたことから、ベトナムの青年を日本に留学させる「ドンズー(東遊)運動」を興した。
物語は明治時代と現代を織り交ぜながら進む。日本とベトナムでビジネスをする鈴木哲也はベトナム人のホン・リエンと結婚するが、結婚生活でもビジネスでもトラブルが発生、自分の選択が正しいのか、答えを探し求める。ファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の友情の物語を知った哲也は、ベトナムと長い付き合いをしていく決意をするようになる・・・。
ドラマの撮影はベトナムと日本で行われ、両国の俳優が共演する。ファン・ボイ・チャウ役で主演するのはベトナムの人気男優ファン・フィン・ドンさん(29歳)。明治時代の浅羽佐喜太郎と、現代の鈴木哲也を東山紀之さん(46歳)が一人二役でダブル主演する。哲也の妻ホン・リエン役を演じるのはベトナムでマルチタレントとして活躍する女優グェン・ラン・フオンさん(30歳)、哲也の一人娘・さくら役を子役の芦田愛菜さん(8歳)が演じる。