- フービン工業団地の開発計画を決議
- 用地面積675ha、投資総額約620億円
- 国内企業による土地需要は引き続き堅調

複数の大規模工業団地を運営する工業団地開発大手キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Group)の取締役会は22日、東北部地方タイグエン省で予定されているフービン工業団地の開発計画を決議した。
![]() (C) nld |
フービン工業団地は、タイグエン省フービン郡(huyen Phu Binh)に建設され、用地面積は675haとなる。投資総額は11兆4920億VND(約620億円)で、うち自己資金は1兆7230億VND(約93億円)。
事業期間は、投資方針承認日から起算して50年間となる。同プロジェクトは今年4~6月中に首相から投資方針の承認を得る見込みだ。
KBCは、国際的な関税政策の変動を見据え、柔軟な事業戦略を展開しており、既存の工業団地でも積極的に投資誘致を継続している。1~3月期には、計68haの工業団地用地を賃貸した。
一部の投資家は、米中貿易摩擦を含む関税リスクに対して慎重な姿勢を見せているが、国内企業による土地需要は引き続き堅調で、中長期的な成長が期待されている。
ただし、米国が2日に相互関税を発表したことを受け、KBC株は同日から23日までに▲28.3%下落し、1株あたり2万1900VND(約118円)となった。