- オモダ&ジェコ、EVG、Charge+が協力
- 30~360kWの急速充電スタンドを設置
- オモダ&ジェコは今後EVに注力
中国の大手自動車メーカーである奇瑞汽車(Chery Automobile)傘下オモダ&ジェコ自動車(Omoda & Jaecoo)の現地法人オモダ&ジェコ・ベトナム(Omoda & Jaecoo Vietnam)は、EVGグループ(EVG Group)およびチャージプラス・ベトナム(Charge+Vietnam)との間で、充電スタンド設置に関する協力合意書を締結した。
![]() (C)Kien Thuc Dau Tu |
チャージプラスは、ドイツ系自動車メーカーのポルシェ(Porsche)の充電スタンド事業パートナーとして知られる。今回の協力合意書によると、3社は30kW~360kWの急速充電スタンドの全国設置で協力する。
3社が展開する充電ネットワークはアプリと連動しており、ユーザーはアプリを通して、充電スタンドの検索、充電状況の確認、オンライン決済などを行うことができる。
現在、オモダ&ジェコ・ベトナムはガソリン車「Omoda C5」、「Jaecoo J7」、ハイブリッド車「Jaecoo J7 PHEV」などを販売しているが、今後は電気自動車(EV)のラインアップを拡充する予定。新たに整備される充電スタンドは、EVだけでなく、プラグインハイブリッド車(PHEV)にも対応する。
なお、オモダ&ジェコ自動車は、地場系コングロマリット(複合企業)ゲレシムコグループ(Geleximco Group)との間で、北部紅河デルタ地方タイビン省に年産能力20万台の自動車工場を建設する計画を進めている。同案件は3期に分けて実施し、第1期は2026年1~3月期の出荷開始を予定している。