- 12月中にジャカルタでサービス開始
- 入社式開催、開業に先立ち試験運転
- インドネシアはGSMにとって潜在的市場
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、12月中にインドネシアの首都ジャカルタでタクシーサービスを正式に開始する。
(C) markettimes |
グエン・バン・タイン社長が自身のフェイスブック(Facebook)ページでGSMの新計画を発表した。同社は9日にジャカルタで入社式を開催し、正式開業に先立って試験運転を行う。
インドネシアは人口2億7000万人以上で、温室効果ガスの排出量の15%を交通輸送事業が占めており、このうち約半分が自動車とバイクなどの車両によるものだ。2060年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、EVへの転換を推進している。このことから、同国はGSMにとって潜在的な市場だと評価されている。
GSMのシェア拡大とサービス普及は急速に進んでいる。当初の目標は2023年に5省・市に進出する予定だったが、開業後1年4か月足らずで54省・市への参入を果たした。