- 案件の詳細計画(縮尺2000分の1)を承認
- 用地面積334ha、投資総額約230億円
- 雇用創出、国内の製薬産業発展を後押し
北部紅河デルタ地方タイビン省人民評議会はこのほど、同省クインフ郡で計画されている国内初の製薬・バイオ向け工業団地建設案件の詳細計画(縮尺2000分の1)を承認した。
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同工業団地は、クインフ郡のチャンバオサー村、アンビン村、ドンハイ村にある面積334haの用地に建設される。工業団地(面積292ha)のほか、研究開発(R&D)施設やバイオテクノロジーパーク、保税倉庫、物流センター、製品展示エリア、スタートアップ企業のインキュベーションエリア、専門家や技術者向け住宅エリアなどが併設される。投資総額は3兆8000億VND(約230億円)。
同工業団地は2030年までに総額20億USD(約3080億円)の投資を誘致する見込み。内訳は、2024~2027年が8億USD(約1230億円)、2028~2030年が12億USD(約1850億円)となる。米国や韓国、スイス、ドイツ、インドなどの製薬会社が同工業団地内での工場建設を希望しているという。
同案件が稼働を開始すれば、約1万8000人の雇用を創出するほか、国内の製薬産業発展を後押しすることも期待されている。