- 「Techstars Tokyo」、採択企業12社選出
- Saner.AI、ADHD向け生産性向上アプリ展開
- 出資額は1社あたり12万USDまで
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、内閣府と経済産業省、東京都と共に、世界最大級のプレシードインベスターである米テックスターズ(Techstars)の誘致活動を行ってきた。このほど、採択企業12社を選出し、エクイティ方式(出資付き)のスタートアップ・アクセラレーションプログラム「Techstars Tokyo」を始動させる。
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世界79か国・地域の応募の中から、外部有識者を含めたテックスターズによるスクリーニング審査を経て、12社のスタートアップが選出された。今後、日系スタートアップ6社を含む欧米アジアのスタートアップ12社が、日本でのアクセラレーションプログラムを経て、日本発グローバルスタートアップとして世界を目指す。
選出された12社のうち、1社がベトナム企業となっている。ベトナムから採択されたのは、Saner.AI。同社は世界4億人の注意欠如・多動症(ADHD)患者向けの生産性向上アプリを展開している。
「Techstars Tokyo」プログラムの期間は8月19日から約3か月間、出資額はテックスターズの組成するファンドから1社あたり12万USD(約1750万円)まで、場所は東京ミッドタウン八重洲「イノベーションフィールド八重洲」。
プログラムでは、テックスターズのメンターネットワークを活用したビジネスモデルの検証・改善、ピッチトレーニングを行う。最終的にはデモデイを開催し、国内外の投資家など約300人を招待してピッチを行う。
なお、テックスターズは2006年の設立で、世界33都市で活動している。これまでに4400社以上の企業に投資し、20社のユニコーンを輩出している。