お薦め即席フォー3選~具よし、麺よし、スープよし~

2015/05/18 JST配信

ベトナムを代表する麺料理フォー。米粉から作られた麺で、朝食として食べられるのが一般的です。でも、朝から外に食べに行くのは面倒だから家で手軽に食べたい、という人向けに、様々な種類のインスタントフォーが販売されています。以前はフライ麺が主流でしたが、現在は乾麺タイプが主流になっており、味がかなり良くなりました。インスタントフォーをあれこれ試した筆者が、厳選したインスタントフォー3選をご紹介します!

© NgBK フォーボー(左)とフォーガー(右)

フォーは大きく分けて、牛骨などから取った出汁をベースにしたスープに麺を入れ、牛肉を載せて食べるフォーボー(Phở bò、bò=牛)と、鶏がらベースのスープに麺を入れ、鶏肉を載せて食べるフォーガー(Phở gà、gà=鶏)の2種類がありますが、それ以外の具もあるんですよ! 

具がお薦め! Vifon「Hoàng Gia」のフォーガー

インスタントの領域を超えている!と思わせるのが、VIFON(ビフォン)の「Hoàng Gia(ホアンザー、皇家)」シリーズ。「皇家」と名づけるぐらいですので、他のブランドとは違った高級感を狙っています。

© VIETJO Life  Vifon「Hoàng Gia」のフォーボー(上)とフォーガー(下)

「Hoàng Gia」シリーズの具は、なんとレトルトパックに入っています。そのため、価格はかなり高めで、通常のインスタントフォーが5000~6000VND(約28~33円)程度なのに対し、このVIFON「Hoàng Gia」シリーズは2倍の12000VND(約67円)前後で売られています。

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こちらが中身。面はお湯ですぐ戻る乾麺。調味料・かやくが4種類に分けて入っているというのも他にはない多さ。そして、レトルトパックからはごろっとした鶏肉が。これらを丼に入れ、熱湯を注いで蓋をして、3分待ちます。

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出来上がりはこちらです! 蒸した麺をそのまま食べるフォーとはちがい、結構歯ごたえがあっておいしいです。家に残っている野菜を入れたり、ライムを搾ればかなり本格的に味わえます。もちろん、フォーボーのほうもなかなかおいしいですよ。

麺がお薦め! Asia Foods「Gấu Đỏ」のフォーボー

© VIETJO Life

パンダのコックさんのマークが目印、「Gấu Đỏ(ガウドー、赤いクマ)」ブランドのインスタントフォー。キャラクターはパンダなのになんで赤いクマという名前なのかちょっと不思議ですが、これのお薦めはなんといっても麺です!

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麺、かやく、調味料はこんな感じ。丸いのは牛肉を玉状にしたもの、Thịt bò viên(ティットボーヴィエン)。多くのインスタントフォーのお肉は、このような形状で入っています。日本のインスタント麺に入っている小さな肉団子とは違い、かなり弾力があります。

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お湯を注いで3分待ってできあがり。他のインスタントフォーに比べて、麺が格段にもちもちしています。麺を楽しみたい方には、こちらがお薦めです。フォーガーもあります。

スープがお薦め! Acecook「Đệ Nhất」のハマグリのフォー

© VIETJO Life Đệ Nhất」のフォーガー(左)、フォーボー(右)、フォーゲウ(下)

こちらは、日本のエースコックがベトナムで展開している「Đệ Nhất(デニャット、第一)」ブランドのインスタントフォー。フォーガー、フォーボーだけではありません! 青い袋の「フォーゲウ(Phở Nghêu)」というのがあるんです。Nghêu(ゲウ)は日本のハマグリによく似た貝。貝のダシが出て、とてもおいしいんです。

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かやくや調味料がシンプルなので、本当にハマグリの味がするんだろうかと思わせる雰囲気なのですが・・・

© VIETJO Life

3分待ってできあがったのがこちら。他のインスタントフォーに比べて、明らかに麺の色が薄く、ちょっと白濁しています。スープを飲んでみると、ほの甘くてなんともいえないやさしい味。二日酔いの朝なんかにぴったりです。フォーのイメージを覆す一品。お薦めです!

インスタントフォーは、日本へのお土産としても好評です。かさばりますが値段が安いというのもとても助かりますね。但し、日本への肉類持込は制限されていますので、十分ご注意を。

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