南中部地方クアンナム省のある高校で、昨年末から複数の生徒に次々とヒステリー症状が見られるようになり、原因も治療法も分からないこの奇妙な病気に父兄らが頭を悩ませている。
ヒステリー症は連鎖的に他の生徒にも広まり、これまでに29人の生徒が発症。発作が起きると、自分をコントロールできずに暴れ出す場合や全身のけいれんや失神を起こす場合もあり、発作は30分から1時間続く。症状が重い生徒には学校を休ませているが、学校に戻ると再発するという。
今のところ原因も根本的な治療法も分かっていないため、地元の総合病院では安定剤の投与や休養を取らせるなどして対応している。