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- 応札登録業者数が規定を満たさず延期
- 金地金の競売実施は2013年以来11年ぶり
- 入札対象はSJCブランドのゴールドバー
ベトナム国家銀行(中央銀行)は、22日に行われる予定だった国家備蓄の金地金(1テール=37.5gのゴールドバー)の競売を23日午前9時に延期した。理由は、応札登録業者数が規定を満たさなかったため。
中央銀行は金地金1万6800テールの売却を入札方式で22日に行う予定だった。金地金の競売を実施するのは2013年以来11年ぶり。
入札にかけられるのは、金地金最大手サイゴンジュエリー(Saigon Jewelry=SJC)のSJCブランドのゴールドバー。取引ロットは100テール。最小応札数量は14ロット(1400テール相当)、最大応札数量は20ロット(2000テール相当)。
現在、商業銀行や金取引会社を含む26社に中央銀行との金取引が許可されている。 このうち、今回の入札参加資格を得ている会社は約15社だという。
これに先立つ2013年、中央銀行は国内金市場の安定化のため、合わせて76回の金地金の入札を行った。落札量は181万9900テール、落札率は94.2%だった。当時も国内の金価格が大幅に上昇し、世界価格を420万VND(約2万5500円)上回っていた。