(C)Tai Chinh Doanh Nghiep 写真の拡大. |
- ハノイのホテル宿泊料+22%上昇
- ホーチミンのホテル宿泊料+11%上昇
- 観光者増加が宿泊業界の回復をけん引
観光産業の回復により、ハノイ市とホーチミン市のホテル宿泊料金が大きく上昇したことが、英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)が先般発表した調査結果で明らかとなった。
2023年12月におけるハノイ市のホテル宿泊料金は、前年同月比で+22%上昇した。同年通年における宿泊料金は1泊平均270万VND(約1万6400円)、客室稼働率は前年比+21.0%pt上昇の60%。宿泊サービスによる売上高は10兆VND(約606億円)で、コロナ禍前の2019年の売上高に近い水準まで回復している。
一方のホーチミン市では、2023年12月におけるホテル宿泊料金は前年同月比で+11%上昇した。同年通年における宿泊料金は1泊平均200万VND(約1万2000円)、客室稼働率は63%だった。
同年のベトナムの観光者数は前年比+19%増の1億2100万人、このうち海外からの観光者数は同3.4倍増の1260万人に急増し、宿泊業界の回復をけん引した。
なお、今後2年間で、ハノイ市では12案件(2700室)、ホーチミン市では4案件(800室)のホテルがそれぞれ開業する見通し。