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南中部沿岸地方クアンナム省にある世界文化遺産のミーソン聖域を管理するミーソン文化遺産管理委員会はこのほど、新たな観光商品「伝説のミーソンナイト(Dem My Son huyen thoai)」を発表した。
「伝説のミーソンナイト」では、ベトナムの少数民族の1つであるチャム族の文化的価値を再現することを目的に、ミーソン遺跡を訪れる観光客に向けて野外で芸術パフォーマンスなどを行う。
パフォーマンスは3部に分かれており、踊りや照明などを組み合わせてかつてのチャンパ王国の宗教の中心地だったミーソン遺跡の起源や歴史、長い時を越えて今に残る遺跡のユニークさを表現し、後世への遺跡の保存を訴える。
このほか、チャム族の祭りや民謡、遊びなど、現存するチャム族の民俗文化を体験したり、チャム族と交流したりできる。さらに、土器や織物、耳飾りなどの伝統工芸や、クアンナム省とチャム族の料理も体験することができる。
「伝説のミーソンナイト」は、同省で開催される「国家観光年2022」のイベントの一環で、3月24日にお披露目される。その後、毎月陰暦16日の16時から21時に定期開催される見通しだ。
なお、「国家観光年2022」のテーマは「クアンナム・緑の観光地(Quang Nam - Diem den du lich xanh)」で、開幕式は3月26日に行われる。
ミーソン遺跡については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「世界遺産(2)ミーソン聖域~聖地と戦地の歴史を語る遺跡~」を参照。