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ドイツの大手旅行代理店トゥイ(TUI)は、インドシナを中心に旅行関連のサプライヤー事業を展開する地場ティエンミングループ(Thien Minh Group、ハノイ市)との合弁によりベトナムへ進出する計画を明らかにした。
2020年3月に、南中部沿岸地方クアンナム省の省都タムキー市の近くに位置するヌイタイン郡タムティエン村(xa Tam Tien, huyen Nui Thanh)で5つ星ホテル「トゥイブルー・ナムホイアン(TUI Blue Nam Hoi An)」を開業する予定。
同ホテルはタムティエン村のタムティエンビーチ沿いに建設され、客室数は全318室となる。この合弁事業は両社がそれぞれ50%ずつ出資し、トゥイはホテル運営を担う。
トゥイはドイツを拠点に世界180か国で展開する大手旅行代理店で、ロンドン証券取引所(LSE)に上場している。2018年の売上高は192億EUR(約2兆2600億円)、税引前利益は11億7700万EUR(約1380億円)だった。ヨーロッパ企業を中心とする2700万社に対してサービスを提供しており、「RIU」と「Robinson」ブランドのホテルやリゾートの計330軒を所有・運営している。
一方、ティエンミングループはマレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジア(AirAsia)とLCC合弁会社の設立を計画していたが、今年4月に中止を発表した。その後、同社はクアンナム省計画投資局に対して、資本金1兆VND(約47億円)の新たな航空会社「カイトエア(Kite Air)」の設立案を提出した。