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東南部地方バリア・ブンタウ省人民委員会は、ホーチミン市と同省ブンタウ市を結ぶ水中翼船4隻が間もなく船検切れとなる件について、運航期間を2020年まで延長することをグエン・スアン・フック首相に提案するよう、交通運輸省に要求した。
これに先立ち、交通運輸省登録検査局は、同4隻が船検切れになることを受けて今年12月末までに運航を停止しなければならないことを明らかにしていた。
水中翼船の運航期間延長を求める理由として、ホーチミン~ブンタウ間の移動に水中翼船を利用する外国人観光客も多いため、運航停止になればブンタウ市を訪れる外国人観光客数の減少に繋がることが挙げられている。
ホーチミン市4区ニャーゾン船着場とブンタウ市カウダー船着場を結ぶ同航路で水中翼船を運航しているのは、ビナエクスプレス(Vina Express)とペトロエクスプレス(Petro Express)の2社。同2社はバリア・ブンタウ省人民委員会に対して、運航期間の延長を働きかけていた。
同航路で水中翼船の運航が開始されたのは1996年のこと。最盛期には20隻余りが運航されていたが、船齢の高い船が多く含まれるほか、水中翼船の利用客の大幅な減少により、近年は4隻まで縮小している。