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2025年のテトは1月25日から2月2日までの9連休で、帰省ラッシュは1月24日と1月25日だ。帰省ラッシュには、多くの通りが混雑し、交通量が増加して渋滞が発生しやすくなる。
ホアンマイ区で配車アプリの運転手をしているトゥアン・フイさん(男性・34歳)によれば、過去数年間は午前5時から深夜まで配車依頼を受けて、数百万VND(100万VND=約6200円)を稼いでいた。しかし今年はひどい交通渋滞で移動もままならず、配車依頼を受けることができないため、収入は半分、むしろ3分の1にまで落ち込んでいる。
フォン・ニーさんは、ホーチミン市7区の下宿先から15km離れたタンソンニャット国際空港まで移動し、飛行機で北中部地方ゲアン省まで帰省する。下宿先から空港までは普段なら30分で行けるが、渋滞のせいで2時間以上もかかった。
ニーさんは飛行機が出発する4時間前の19時に電話でタクシーを呼ぼうとしたが誰も応答せず、2つの配車アプリを同時に使って1時間近く待って、ようやく依頼を受けてくれる運転手を見つけることができた。運賃は普段の2倍だ。
ニーさんは21時ごろにやっとのことで空港に着いたが、続けてチェックイン手続きで1時間ほど列に並んだ。さらに搭乗口も混雑しており、ニーさんも、他の多くの乗客たちも、地べたに座って休みながら搭乗時間を待つはめになった。
「去年はすし詰めの長距離バスで帰ったので、飛行機ならもうちょっとましだろうと思ったんですが、こんな状況じゃどんな交通手段でも渋滞に巻き込まれてしまいます。故郷を離れた労働者にとっては大変です」とニーさんは語った。
レ・ヒエンさん(男性・50歳)は、ホーチミン市とゲアン省を結ぶ長距離バスの運転手だ。ヒエンさんによれば、今年は旧暦12月半ばにあたる新暦1月半ばから帰省のニーズが高まっていたという。以前はホーチミン市の玄関口となる一部のエリアでしか発生しなかった交通渋滞が、今や市内のあちこちで発生している。