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クオンさんは、「2週間前はミン・アインの病状も良くなっていたのですが、最近になってまた入院してしまい、酸素吸入をしなければならない状況です。この病気は予測ができないので、医師が前もって何か言うこともできません」と声を詰まらせた。
「娘からがんだと聞いたとき、家族皆たくさん泣き、食べることも寝ることもできませんでした。病気がわかったとき、ミン・アインは私に、すぐにベトナムへ帰りたいと言いました。でも、私は娘に日本で治療を受けて、病状が安定したら帰ってくるように言いました。そんな中、新型コロナウイルス感染症のせいで多くの便が欠航し、娘は日本に足止めになり、私たち家族が日本へ行きたくても行けなくなってしまいました」とクオンさん。
クオンさんたち家族の願いは、ミン・アインさんがすぐにでもベトナムへ帰国することだ。クオンさんらは、ミン・アインさんが日本からハノイ市のノイバイ国際空港に到着し、そのままダナン市へ乗り継ぎ、隔離と治療を受けられるよう切望している。
駐日ベトナム大使館は、クオンさんからの連絡を受け、ミン・アインさんが帰国できるよう手配している。