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その後、ミン・アインさんは4月2日に再び入院し、翌日には肺の圧迫により横になっていなければならず、身動きもとれず、ものを食べることもできなかった。ここ2~3日は落ち着き、自分で起き上がり、少しのお粥や果物を食べることができるようになった。
タインニエン(Thanh Nien)紙の記者と話している間、ミン・アインさんはかなり疲れた様子だったが、「悲しんでいても何も解決できませんし、身体も弱ってしまいます」といつも前向きだった。
ミン・アインさんは、「最初は新型コロナウイルス感染症の流行が収まったらベトナムに帰るための航空券を購入するつもりでした。でも、入院してさらに検査を受けたところ、病状は悪化しているそうで、医師は私に、家族を日本に呼ぶことができるかとたずねました。そして、まだ動けるうちにベトナムに帰ることも考えたほうがいい、と告げました。今は、一刻も早くベトナムに帰りたいです」と語った。
ミン・アインさんの父親であるダン・フオック・クオンさん(男性・62歳)は、娘がベトナムに帰国し、故郷で治療を続けながら暮らせるよう、駐日ベトナム大使館に嘆願書を送った。クオンさんは、もともととても心の強いミン・アインさんが「何とか帰国したい」とフェイスブック(Facebook)に書き込んでいるのを見るたびに涙があふれるという。