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ブラックベリーのアプリダウンロードサイト「App world」にアップしたアプリが必ず売上ランキング上位に上る。流星のごとくスマホアプリ界に現れた彼の名はグエン・ロン君(23歳)。一見、痩せっぽちのどこにでもいる普通の青年に見えるが、メガネの奥に光る彼の目はいつも輝いている。
ロン君は現在ホーチミン工科大学電子工学科の4年生。彼は今、卒業制作である自動ロボットアームの完成を目指して日夜作業に明け暮れている。所属している学科はプログラミングとはあまり関係がない。その彼がアプリ開発でこれほどまでの成功を収めたのはなぜだろうか。
きっかけは2年前にブラックベリーの携帯を購入し、自身でカスタマイズを始めたこと。もともと、ものづくりが大好きなロン君は、アプリ開発の世界に一度足を踏み入れた途端、その魅力の虜になったという。
最初のアプリは昨年末に「App world」でリリースした。反応が上々だったこともあり、次々と新しいアプリをリリースしていった。そして初めてのリリースから3か月後、売上はなんと4億ドン(約160万円)に上っていた。ベトナム人大学生にとってはとてつもない大金である。あまりにびっくりしたロン君はしばらくそのお金に手を付けられなかったという。