ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

タクシー運賃続々値上げへ

2004/06/25 13:25 JST配信

 23日、エアポートタクシー社はノイバイ空港−ハノイ間のタクシー運賃を3万ドン値上げし18万ドンとすると発表した。これは19日のガソリン値上げに伴う運賃改正で、同じく同空港でタクシー業務を行うノイバイ(Noi Bai)タクシー社も、7月1日より同路線の運賃を16万5,000ドン~17万ドンとする値上げを予定しており、他のタクシー会社も今週末や7月1日から次々に値上げを予定している。

 同社のチャン・スァン・クォン社長は、新ガソリン価格では同社が所有するタクシー110台で業務を行なうと、値上げ前と比べ年間8億ドン(約570万円)の減収となり、今回の値上げを決めたと説明する。

 ハノイタクシー協会は前回のガソリン値上げでは業務改善で減収分を補ってきたが、今回のガソリン値上げではタクシー運賃に転化せざるを得ないとし今週末にも最低1,200ドン/1kmの値上げに踏み切る。

 同協会理事長のド・クォック・ビン氏は、ここ3年でガソリン価格は4,900ドンから7,000ドンと24%値上がりしているが、タクシー運賃はほとんど変わっておらず平均3,500ドン/1kmを維持しているとし、仮に今回タクシー運賃を値上げしなかった場合各タクシー会社では毎月4,000万ドンの赤字になると見積もっている。

 一方16社が加盟するホーチミン市タクシー協会でも、7月1日より一律1km当たり1,000ドンの値上げを予定しており、運賃改正後はタクシー会社により6,000ドン/1kmまたは7,000ドン/1kmとなる。

 同協会のレ・フン・ズン理事長は、1996年にはガソリン価格が1リットル2,500だったのに対しタクシー運賃は5,000/1kmであった。そして2003年初めからこれまで3回のガソリン値上げ(合計1,700ドン)があったにもかかわらず市内16社の約4,000台のタクシーはこの間値上げなしで運賃を維持してきたと話す。

 これまでのガソリン値上げで一番痛手を受けているのはタクシー運転手だ。運転手のミン・ロンさんによると、通常運転手はタクシー運賃の40%を取り分として受け取るがガソリン代は自分持ちとなっているため、タクシー運賃がそのままでガソリン価格が上がればその分だけ収入は少なくなるという。

[VnExpress].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
配車アプリ運転手の労働組合長として活躍する「U70」女性 (10:11)

 ボー・ティ・トゥー・スオンさん(女性・68歳)は、南中部沿岸地方ダナン市の中心部で、シンガポール系配車アプリ大手グラブ(Grab)のバイクタクシーの運転手をしている。彼女は労働組合関係者の間ではよく知られ...

フランス仕込みのパティシエが焼く「金星紅旗」コレクション (19日)

 ホーチミン市の洋菓子店「ル・プチ・ローラン(Le petit Roland)」は、南部解放・南北統一50周年を記念して、特別なスイーツコレクションを発表した。  店を経営するグエン・ミン・ヒエンさん(男性)さんは19...

南北統一50周年、ホーチミンでプロジェクションマッピング実施 (19日)

 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)記念事業の一環として、ホーチミン市1区人民委員会庁舎でプロジェクションマッピングの国際イベントが開催される。  同市庁舎でプロジェクションマ...

2025ベトナムフェスティバルinかぬま、4月19日開催 (19日)

 栃木県鹿沼市の市文化活動交流館芝生広場で4月19日(土)、「2025ベトナムフェスティバルinかぬま」が初めて開催される。開催時間は午前10時~午後8時で、入場は無料。  同イベントは、日本やベトナム料理を...

米クアルコム、ベトナムに大規模AI研究拠点設立へ 世界3か所目 (18日)

 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で、ベトナムに人工知能(AI)分野の大規模な研究開発(R&D)センターを設立する計画を明らかにした。  同セ...

世銀とアジア開銀、インフラ・環境改善に500億円超の融資 (18日)

 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象とした世界銀行(WB)とアジア開発銀行(ADB)による総額約9兆2399億VND(507億円)の融資・支援契約が締結された。...

モバイルマネー、試行期間を25年末まで延長 (18日)

 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。  ベトナム国家銀行(中央銀行)から承認された企業は引き続き、2025年1月1日から2025年12月31日まで、モバ...

ライオン、医薬品・医療機器の地場メラップを100%子会社化 (18日)

 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中心とした企業グループの経営戦略・経営管理事業を展開するメラップライオン・ホールディング(Merap Lion H...

フェニカー大学を格上げ、「構成大学と学部を傘下に置く大学」に (18日)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と学部を傘下に置く大学」に格上げする決定に署名した。  今回の格上げにより、フェニカー大学は学部を再...

タンソンニャット国際空港、第3旅客ターミナル開業 (18日)

 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30日の南部解放・南北統一50周年の記念日に合わせて、ホーチミン市タンソンニャット国際空港の第3旅客ターミ

首相、30年までの国家電力開発計画の調整を承認 第8期電力計画 (18日)

 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)」の調整を承認する首相決定第768号/QD-TTgに代行署名した。  同計画は、経済社会発展に必...

1~3月期の訪日ベトナム人18.8万人、3月までの累計で過去最高記録 (18日)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6万4100人だった。  1~3月期では、前年同期比+9.3%増の18万8200人となり、3月までの累計で過去最高を...

1~3月期の航空旅客数2070万人、コロナ前超え (18日)

 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万人となった。内訳は、国内線が同+5.4%増の約900万人、国際線が同+12.3%増の約1170万人で、いずれも前年...

6.6万人が参加した売春斡旋ルート、元締めの27歳男に禁固15年 (18日)

 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フウ・タイ被告(男・27歳)に売春斡旋罪で12年、わいせつ物頒布罪で3年の計15年の禁固刑を言い渡した。  ...

3月の対日貿易収支、1462億円の黒字 前年同月比2.35倍 (18日)

 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35倍の1461億6900万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+0.8%増の2482億0200万円...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved