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- 訓練機はダクラク省国立公園に墜落か
- 墜落当日に地元住民たが爆発音聞く
- 軍が機体発見者に報奨金6万円を贈呈
南中部沿岸地方ビンディン省で6日午前に訓練中の軍用機が墜落した事故で、軍は同機が南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡クロンアナ村(xa Krong Ana, huyen Buon Don)にあるヨックドン(Yok Don)国立公園に墜落した可能性が高いとみて、地元当局と住民が協力して捜索を行っている。
地元住民らによると、6日午前11時ごろ、畑仕事中に国立公園から爆発音のような大きな音が聞こえた。しかし、その時は大雨が降っていたため、木が倒れる音かと思って、あまり気にしなかったという。
墜落した機体の最後の信号が同省で確認されたとの報道を知り、国立公園から聞こえた爆発音のことを思い出した地元住民らが当局に情報提供。現在、地元住民らの協力も得て機体の捜索が行われている。軍は機体を発見した者に1000万VND(約6万円)の報奨金を贈ると発表した。
なお、墜落したのは、空軍士官学校傘下の第940連隊所属のロシアの複座高等ジェット練習機・軽攻撃機「Yak-130」(機体番号210D)。午前10時38分、着陸準備中に着陸装置の一部にトラブルが発生したため、操縦士はパラシュートで降下するよう命令を受けた。2人は10時51分にビンディン省タイソン郡(huyen Tay Son)空域で脱出し、パラシュートで降下した。
着地した森の深淵には電波がなく、2人は時間をかけて上に登り、夕方になってようやく同僚に連絡を入れることができた。2人は深夜に無事救出され、怪我もなかった。