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- 大韓航空のダナン発韓国ソウル行き便
- 機首先端に直径50cm余りのへこみ、血痕も
- 渡り鳥の季節、航空機と鳥の衝突リスク
南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港で20日夜、韓国の大韓航空(Korean Air)のダナン発韓国ソウル行きKE462便の機首の先端がへこんでいるのが発見され、フライトがキャンセルされた。同機が同日夜、ダナン国際空港に到着後、グランドハンドリングスタッフが機首のへこみに気付いた。
へこみの直径は50cm余りで、血痕が付着していた。鳥が衝突したとみられる。21日午前の時点で、同機は検査と修理を受けるため、空港に駐機している。中部空港当局は、事故の発生を認め、報告を待っている段階だと述べた。
今は渡り鳥の季節のため、他の季節に比べ航空機が鳥と衝突するリスクが高い。5月20日には、ハノイ市のノイバイ国際空港から南部メコンデルタ地方カントー市に向かう航空機が、離陸直後にコックピットのガラスに亀裂が入ったため、空港に引き返す事故があった。整備士が調べたところ、ガラスに亀裂があったほか、機首の先端に直径40cmほどのへこみができていた。原因は特定されていない。
5月19日には、北中部地方ゲアン省ビン市のビン空港からホーチミン市のタンソンニャット国際空港に到着した航空機も、コックピットのガラスに亀裂が入り血痕が付着していた。整備士は鳥との衝突が原因と報告したが、機長らはいつ鳥が衝突したのか特定できなかった。