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- 公園樹木の枝落下で2人死亡、3人負傷
- 保守会社が治療費と葬儀代を全額負担
- 再発防止でドローンでの状態点検を提案
ホーチミン市警察は11日、同市1区ベンタイン街区のタオダン(Tao Dan)公園で9日午前に発生した枝落下による事故について詳細を発表した。この事故では、高さ約25mから全長約10m、周長約1.2mの大きな枝が落下して、5人が下敷きとなり、2人が死亡、3人が負傷した。
警察は公園の保守・メンテナンスを担当するホーチミン市グリーナリー・パークス社(Ho Chi Minh City Greenery Parks)と話し合い、人命と健康に被害を与えた事故発生の責任の所在を明確化させた。
この事故では、枝の下敷きとなったN・T・D・Lさん(女性・70歳)とT・C・Tさん(男性・62歳)が死亡。他3人(34歳、62歳、69歳)が負傷して市内病院に救急搬送され、治療を受けている。枝が落下した木は、今年に入ってから1月と7月の2度点検を受けていた。
同社は死亡した2人の遺族のもとを訪問して哀悼の意を示すとともに、葬儀代として3000万VND(約17万5000円)を支払い、今後も遺族への経済的支援を続けるとした。また、負傷した3人に対しては、被害者支援のために24時間体制で対応する常駐スタッフを配備し、治療費の全額負担を約束した。
同社は、今後の事故再発の防止に向けて、専門チームを設立し、ドローンを飛ばして樹木の状態を点検することなどを提案している。