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- ホーチミンでもオーロラ観測?
- 専門家は気象光学現象の一種と説明
- 観測者がこぞってSNS投稿で話題に
ホーチミン市で5月12日午後、市内各地で鮮やかな虹色に染まった雲が観測されて人々を驚かせた。虹色の雲を写した画像や映像がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散されて話題となった。
太陽の表面が爆発する「太陽フレア」と呼ばれる現象が連続して発生した影響により、世界各地でオーロラが観測されていることから、ホーチミン市でもオーロラ観測かと思われたが、専門家によると、これは虹色現象の一種で、珍しい現象ではあるが、極めて稀というほどではないという。
これは太陽の光が雲に含まれる氷の結晶や水の粒子で屈折して虹色に見えるもので、虹に似た現象として、気象学では光学現象の一つとされる。
いずれにせよ、ホーチミン市ではめったにお目にかかれない現象だったため、虹色の雲を目撃した人々はこぞって空にスマホを向けて写真や動画を撮っていた。
同市直轄のトゥードゥック市在住のHさんは、「たまたま空を見上げると、輝く雲が見えて、次第に明るくなり、虹色に染まりました」と話し、ゴーバップ区在住のVさんは、「美しい雲だったので、すぐ写真を撮ってSNSでシェアしました。虹色の雲は20分程観測できました」と語った。