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- 小林製薬の紅麹問題がベトナムにも波及
- 食品安全局が摂取しないよう注意喚起
- ベトナム国内流通のサプリは無認可
ベトナム保健省食品安全局は3月末、日本の小林製薬株式会社(大阪府大阪市)が製造した紅麹(こうじ)原料のサプリメントについて、腎臓疾患を引き起こす恐れがあるため、摂取しないよう国民に注意喚起した。
同局によると、小林製薬は、◇紅麹コレステヘルプ、◇ナイシヘルプ+コレステロール、◇ナットウキナーゼさらさら粒GOLDなど紅麹入りの各種サプリメントの自主回収を進めており、この中にはベトナム国内で流通しているサプリメントも含まれている。
ただし、ベトナム国内で販売されている同社製の紅麹入りサプリメントは、食品安全局の認可を受けて持ち込まれたものではないとしており、同局はこれらの製品を見かけた場合、法律に基づいた処分を下すべく、当局に連絡するよう消費者に求めた。
日本メディアによると、今回の紅麹問題を巡っては、約800人に体調不良などの健康被害が生じており、これまでに5人が死亡したという。