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- 2022年8月から本格的な養殖に着手
- 養殖施設400m2、年間売上高約10億VND
- ヌクマム製造施設も建設予定
北中部地方ハティン省ロックハー郡に、タイワンタガメ(以下、タガメ)の養殖に成功した若い夫婦がいる。
妻のトーさんの実家がヌクマム(魚醤)の生産をしていることから、タガメを養殖してヌクマムを作るアイデアを思い付いた。夫のヒエップさんによると、タガメは肉を食用にすることや希少な香料として利用することができるという。
トーさんは、子どもの頃は畑でタガメを捕まえて食べていたが、農薬を使うようになってから徐々に姿を消していったと話した。トーさんとヒエップさんはタガメの養殖に挑戦しては失敗し、4度目に成功した時は2人で大喜びした。
本格的な養殖は2022年8月から着手し、2023年初頭から出荷を始めている。価格は、卵塊が15万~20万VND(約880~1180円)、成虫が1匹当たり4万~6万VND(約230~350円)、繁殖用のつがいは20万~25万VND(約1180~1470円)。
タガメヌクマムはホーチミン市やハノイ市などで1瓶20万~25万VND(約1180~1470円)、1L当たり40万~50万VND(約2350~2940円)で販売されている。
2人の養殖施設は面積400m2で、200組のつがい、数百の卵塊、数千匹の成虫と幼虫がいる。正規従業員と季節労働者計7人を雇っており、年間の売上高は約10億VND(約590万円)に上る。今後、施設を拡張し、ヌクマム製造施設も建設する予定だ。