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決済アプリ「モモ(MoMo)」の共同創業者であるグエン・バー・ジエップ氏は、同社がギャンブルや賭博行為など違法行為の防止対策として、人工知能(AI)やビッグデータを駆使した顔認証や不正取引検知などの試験導入を推進していると明らかにした。
近年、ベトナムでは情報技術の目覚ましい発展と決済アプリの増加に伴い、ハイテクギャンブル犯罪が増えており、社会問題の一つとなっている。犯罪者らは決済アプリの送金取引コードを利用し、違法ギャンブルでの金銭のやり取りを行うケースが多い。
モモは2021年12月~2023年2月の1年余りで、オンラインギャンブル防止のために、数百億VND(100億VND=約6200万円)を投資。さらに、賭博組織の追跡に向けた情報提供においても関連当局と積極的に連携している。
同社はまた、公安省が管理する国民データベースに、決済仲介事業者が接続できるようにすることを提案。ユーザー情報を迅速かつ正確に認証することで、不審な情報のやり取りをいち早くキャッチし、違法行為を防止することが狙いだ。