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ホーチミン市の名門校の一つであるブイティスアン高校(1区)では、フェイスブック(Facebook)やザロ(Zalo)などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での「いいね!」やシェアに基づいた採点が導入され、保護者から非難が殺到している。
生徒らは、課外活動として、チャンフウチャン劇場で代金を支払って演劇「Yeu la thoat toi」を鑑賞した後、8~10人のグループで感想文を提出。感想文は、◇本文内容、◇装丁デザイン、◇SNSの「いいね!」とシェア数の3つに基づいて採点され、感想文の得点は、ボーナス点として国語試験の点数に加算される。
この劇は、後黎朝・大越の建国の功臣、政治家、儒学者、詩人だったグエン・チャイ(阮廌)と、グエン・チャイの側室だった女官グエン・ティ・ローのラブストーリーを描いたもの。鑑賞は任意で、チケットは6万5000VND(約394円)だった。
課外活動に不参加またはSNSを使用しない生徒が、成績面で不利な立場に立たされることが懸念されており、「SNS上の評価に意味があるのか?」などと保護者から批判の声が相次いでいる。
これについて、同校のフイン・タイン・フー校長は、「劇の内容は意味のあるものなので、生徒たちには是非鑑賞してもらいたい。採点基準にSNSの評価を取り入れたことは、生徒たちにSNSの活用法を学んでもらうのが目的だ」と説明した。