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シンガポール政府系電力供給会社であるシンガポール・パワー(Singapore Power) が7日に発表した2022年のスマートグリッド調査結果によると、ホーチミン市電力総公社(EVNHCMC)の電力網は、世界各国の電力会社94社の中で47位につけた。
シンガポール・パワーは、「スマートグリッド指数(Smart Grid Index=SGI)」により調査対象企業の電力網を評価している。EVNHCMCは今回の調査で71.4ポイントを獲得し、前年比+3.6ポイント上昇、6ランクアップした。東南アジアのみを見てみると、EVNHCMCは2位に立っている。
EVNHCMCによると、同社はこれまで10年にわたりスマートグリッド開発・整備を進めており、既に国際基準に準拠したスマートグリッドシステムを確保している。
これにより、2022年における電力利用者の平均停電回数はわずか0.47回、平均停電時間は35分程度に留まり、地域の先進国や、欧州・米国の都市と同等の水準となっている。
なお、送電ロス率は2011年の5.8%から2.9%まで低下し、世界の先進国と同じ水準となっている。