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ベトナム共産党書記局は13日、ハノイ市人民委員会のチュー・スアン・ズン副主席、南中部沿岸地方ビントゥアン省人民委員会のグエン・バン・フォン副主席、東北部地方バクカン省教育訓練局のマー・テー・クエン局長の3人に対し、党の尊厳を著しく損なったとして党除名処分を下すことを決定した。
このうち、ハノイ市人民委員会のズン副主席は、収賄の事実が確認された。同氏は、党員として遵守すべきルール、生活習慣、道徳に関する規則に違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、民主主義的中央集権主義(民主集中制)に違反。管理・監視・検査を怠り、国の資産損失を引き起こし、新型コロナ対策に関する同市共産党委員会の指示に背いたと結論付けられている。
ビントゥアン省人民委員会のフォン副主席は、同省財政局長在任中に、党と国家の規定に違反し、任務と責任を果たさず、土地・入札に関する法律に違反。これにより国の資産損失を引き起こしたとされる。
バクカン省教育訓練局のクエン局長は、党と国家の規定に違反し、管理・監視・検査を怠って責任を果たさず、会計・公的予算に関する法律に背き、国の資産損失を引き起こしたとされる。
この他、南部メコンデルタ地方アンザン省民族委員会のメン・フォリー委員長も処分を受けた。同氏は、党と国家の規定に違反し、党員として遵守すべきルール、生活習慣、道徳に関する規則に違反。国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、事業投資に関する法律に違反したとされ、党における全ての役職を抹消された。