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英国のアニメ作品「ペッパピッグ(PeppaPig)」の制作会社は2022年1月に、ベトナムのアニメ作品「ウルフー(Wolfoo)」が同社の知的財産権・商標権を侵害しているとして、ロンドン最高裁判所に提訴した。
訴えを起こしたのは、エンターテインメント・ワンUK(Entertainment One UK)とアストレー・ベイカー・デイヴィス(Astley Baker Davies)。訴えられたのは、Sコネクト(Sconnect)、Sコネクト・メディア(Sconnect Media)、SCNメディア(SCN Media)、在英SCNメディアのM.H.T.社長。
ペッパピッグは豚の家族の生活を描いた作品で、2004年にユーチューブ(YouTube)で公開され、毎月数十億回視聴されている。2010年までに世界180か国・地域で放送されており、英国、米国、中国にファンが多いとされる。
ウルフーは、狼の家族が主人公。スペイン語やフランス語、ロシア語、インドネシア語、中国語、日本語、ヒンディー語、ポルトガル語など10の言語に翻訳され、毎月20億回余り視聴されている。
ネット民の間では、ペッパピッグとウルフーの内容の類似性を指摘する声が以前からあった。その一方で、ウルフーを称賛し、ベトナム作品への支持を呼び掛ける声も上がっている。