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ホーチミン市は4月16日から5~11歳の未成年者向けの新型コロナウイルスワクチン接種を開始する。市全域の中学1年生(日本の小学6年生に相当)向けに接種するほか、一部の小学5年生向けにも接種を行う。
同市教育訓練局が14日の記者会見で発表したところによると、市全域の中学1年生、および、◇5区バウセン小学校、◇タンフー区タンソンニー小学校、◇フーニュアン区ホーバンフエ小学校、◇1区グエンビンキエム小学校、◇10区ズオンミンチャウ小学校の小学5年生を対象としたワクチン接種を16日に実施。
さらに市は、18日に市全域の小学1年生~5年生を対象としたワクチン接種を開始。ワクチンを接種する場合は、保護者の同伴と接種同意書が必要。接種は強制ではなく、接種の有無にかかわらず登校することが可能。市全域の小学1年生~5年生に対するワクチン接種は9月までに完了する予定。
ホーチミン市で今回の接種対象となる5~11歳の人口約90万人のうち、3万9000人余りが直近3か月で新型コロナに感染した。市教育訓練局が実施したアンケートによると、12日の時点でワクチン接種対象の生徒の保護者のうち、全体の78%が接種に賛成している。この割合は、生徒の年齢が低くなるにつれて低下する。
なお、東北部地方クアンニン省では全国に先駆けて、14日から5~11歳の未成年者向けワクチン接種が始まっている。