(C) vnexpress |
北中部地方ゲアン省人民裁判所は3日、自宅でトラ14頭を飼育して、絶滅危惧種・希少動物の管理・保護に関する規定に違反した罪に問われていた被告に禁固7年の刑を言い渡した。
禁固刑が言い渡されたのは、同省イエンタイン郡ドータイン村(xa Do Thanh, huyen Yen Thanh)在住のグエン・バン・ヒエン被告(男・40歳)。被告は昨年8月4日、絶滅危惧種に指定されているインドシナトラ14頭を自宅地下で飼っていたところを地元警察の立ち入り検査で摘発された。ラオスから幼獣のトラを購入し、飼育していたとされる。
地元警察は被告宅を立ち入り検査したのと同日、ドータイン村の他の民家を立ち入り検査して、同じく違法に飼育されていたトラ3頭を発見しており、こちらの事件の裁判も近く行われる見通し。
獣医当局は発見したトラ17頭に麻酔をかけ、ジエンチャウ郡(huyen Dien Chau)のムオンタイン・ジエンラム生態区に移送したが、ここでの保護中に9頭が死亡。死因は明らかになっていないが、長時間の麻酔や猛暑の中の長距離移動で衰弱したと見られている。
なお、生き残った8頭は現在もムオンタイン・ジエンラム生態区で保護されているが、ハノイ市人民委員会の承認を得た後、3月末にハノイ動物園に引き渡される予定。