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ホーチミン市人民委員会(市役所)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、マッサージ・スパ施設に対する安全評価基準を発表し、20日から適用した。
マッサージ・スパ施設に対する安全評価基準は10項目から成り、市内のマッサージ・スパ施設は事業を再開するにあたり、各基準をクリアしなければならない。10項目には、◇QRコード登録、◇従業員・顧客の健康申告、◇入店前の従業員・顧客の検温、◇手洗い・消毒エリアの設置などが含まれる。
従業員と顧客は、◇新型コロナウイルスに感染して回復済み、◇2回のワクチン接種を完了、◇1回以上のワクチンを接種し、接種から14日以上経過、のいずれかの条件を満たさなければならない。
また従業員は、勤務時間中にマスクを着用しなければならず、施術毎にマスクを交換し、施術後および必要な場合の手洗いを徹底する。
顧客は72時間以内に受けた新型コロナウイルス検査で陰性である必要がある。
なお、地元当局は、感染流行レベルを踏まえた上で、管轄地域内のマッサージ・スパ施設の事業再開の可否を決定する。定員は、感染流行レベルに基づいて決定するが、施設内の1人当たり専有面積を4m2以上とし、顧客間の距離を1m以上とする。
さらに施設は、毎回施術後にベッドや椅子などを消毒するほか、ドアノブやエレベーターボタン、トイレなど、頻繁に人の手が触れる箇所を1日2回以上の頻度で消毒し、さらに必要に応じて、その都度消毒しなければならない。
施設のオーナーは、掲示板などで同時に受け入れ可能な顧客の定員数を表示し、 管理・監視・検査が容易になるよう、それぞれの街区・村・町レベルの人民委員会に報告しなければならない。