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7月下旬に北中部地方クアンビン省ボーチャック郡タンチャック村(xa Tan Trach, huyen Bo Trach)を通過する道路のカーブで大型観光バスが横転し、乗客15人が死亡、21人が負傷した事故で、バスを所有する会社の社長が在宅起訴された。同省警察が9日に明らかにした。
在宅起訴されたのは、同省ドンホイ市のホアンタインホアイ社(Hoang Thanh Hoai)社長のホアン・タイン・ハー容疑者(男)。ハー容疑者は刑事法第264条に抵触し、無資格の者に車両を運転させた容疑で捜査を受けている。
事故当時、バスには運転手のほか、卒業30周年記念旅行の途中だったドンホイ高校の卒業生40人(45~47歳)が乗っていた。バスは険しい山道を走行中にブレーキがきかなくなり、ガードレールに衝突して横転した。
運転手のホアン・チュン・トアン容疑者(男性・27歳、クアンビン省在住)もこの事故で負傷し病院で治療を受けていたが、既に起訴され捜査を受けている。
大型バスを運転するにはE級の自動車運転免許証を取得する必要があるが、トアン容疑者の免許証は9人乗り以下の乗用車と3.5t未満のトラックのみ運転が認められるB2級のもので、事故に遭った観光バスを違法に運転していたことが明らかになっている。