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ホーチミン市技術師範大学4年生のグエン・チャン・タイン・フォンさんが、画期的な「英語講師ロボット」を開発した。ロボットは、自然なコミュニケーションに実用的な講義、画像や動画を使ったビジュアルプレゼンテーションなど、生身の講師に勝るとも劣らない授業を行うことが可能だという。
フォンさんの研究テーマは高い評価を受け、フォンさんは米国ミシガン州の大学のサマースクールへ派遣され、そこでも将来的に実用化ができる可能性があると評されている。
英語とロボットが好きだったフォンさんは、「この好きなもの2つを組み合わせたらどうなるだろう」という考えから英語講師ロボットの研究開発を始めた。開発にあたっては、講義に課題、受講者との会話練習などあらゆるプログラミングを研究した。
ロボットには顔認証システムが搭載されており、講義中には受講者を点呼したり、個人名を音声で発することも可能だ。また、ロボットは講義をしながら手や身体を動かすことで受講者の注意を引き付けるだけでなく、受講者の回答や態度によってロボットの顔の表情も変化する。
ロボットの腹部に搭載されたパネルに講義内容を写すこともでき、ロボットと会話したり質問に回答する際は、ブルートゥース(Bluetooth)に接続されたマイクを通して話す。
現時点でロボットは一部の学習者に対して試験的に使用されているのみだが、将来的にはロボット単独で教壇に立つ英語センターを実現するのが夢だとフォンさんは語る。