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ベトナムで最大の映画の海賊版サイト「Phimmoi.net(フィムモイドットネット)」には、1日当たり600万回のアクセスがある。こうしたサイトでは、1本の海賊版映画が1か月で数十億VND(10億VND=約481万円)を稼ぎ出す。しかしサイト運営者は、著作権料を払うどころか、サーバーさえ無料で利用しているという。
以前はインターネット検索大手の米グーグル(Google)が提供するオンラインストレージサービス「Googleドライブ」が利用されていたが、制限が厳しくなってきたため、フェイスブック(Facebook)上のファンページが利用されるようになった。
アクセス数の多い海賊版サイトはいずれもフェイスブックビデオに既に切り替えており、違法サイト運営者は相変わらず対価をほとんど支払うことなく広告料を稼いでいる。
OTT(オーバーザトップ)を利用してデジタルコンテンツを配信する事業者と管理当局は先日、OTTに関するシンポジウムで海賊版サイトの問題について話し合った。情報通信省ラジオ・テレビ・電子情報局は、こうしたサイトの取り締まりを強化する方針を示した。