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国防省傘下の携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)はこのほど、敷設を進めていたアジアとヨーロッパを結ぶ新たな大容量光海底ケーブル「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」の運用を正式に開始した。
AAE-1は全長2万5000kmで、ベトナムを含むアジアから中東、アフリカを経由してヨーロッパまでを結ぶ。経由するのは、◆香港、◆ベトナム、◆カンボジア、◆マレーシア、◆シンガポール、◆タイ、◆ミャンマー、◆インド、◆パキスタン、◆オマーン、◆アラブ首長国連邦(UAE)、◆カタール、◆イエメン、◆ジブチ、◆サウジアラビア、◆エジプト、◆ギリシャ、◆イタリア、◆フランス。
投資総額は8億2000万USD(約870億円)で、同ケーブルが経由する各国・地域の通信事業者約20社が出資している。ベトテルはAAE-1敷設プロジェクトに出資しているベトナム唯一の企業となっている。
現在ベトナムでは、ベトナムと香港を結ぶ「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」やアジア域内を結ぶ「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」、「イントラアジア(IA)」、「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」などの光海底ケーブルが運用されているが、たびたびトラブルが発生し海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。